分解炭化処理機

■ 従来の炭化装置

近年、ゴミのリサイクルの方法として、「炭化法」に注目が集まっています。
この「炭化法」は、無酸素または低炭素還元雰囲気内において450から600℃で有機物を熱分解し、炭化物、液状成分、ガス成分に分離する方法です。しかし、炭化装置は構造が複雑・大型になり、広いスペースが必要となるため、高いコストを要します。稼働維持も同様に高額になり、ダイオキシンや二酸化炭素を除去するためにさらに別の装置が必要になることもあります。

■ 「かすみ」を使用した炭化分解処理機

炭化分解処理機1
炭化分解処理機2
炭化分解処理機3

株式会社メセナが開発した、かすみ(化炭)専用の機械です。

触媒による炭化処理は、環境配慮型の分解炭化処理です。

  1. 化学分解による炭化

    触媒「かすみ」を使用する分解炭化は、対象となる有機化合物と「かすみ」を混合・加熱・撹拌させ、有機物を化学分解によって炭化させる方法です。分子間の結合を切り離し、有機物を炭素(C)、窒素(N2)、水(H2O)等に分解します。

  2. 環境配慮型

    従来の炭化方法とは異なり、燃焼による炭化ではないため、二酸化炭素やダイオキシンといった有害物質を発生させません。

  3. 低温加熱での炭化

    「かすみ」の作用温度は、100℃~200℃です。これは、従来の炭化方式が、およそ600℃~700℃の作用温度を必要とすることと比較すると、非常に低い加熱温度と言えます。また、装置自体の温度も、最高でも300℃程度と低温での炭化装置です。

  4. 安全な作業環境

    安全性を考慮し、触媒「かすみ」の作用温度は80℃以上となっています。このため大気中や水中での安全な保管、作業が可能となります。

  5. 高額な処理装置は不要

    処理装置はかすみの作用温度を軸に設計されているため、高温環境を必要とせず、併せて高額な処理装置も必要となりません。

■ 分解炭化処理機の処理フロー(例)

藻・アオコ1 藻・アオコ2 藻・アオコ 牛糞 牛糞
+
かすみ かすみ 残渣 残渣
↑篩い分けられた「かすみ」は再度利用
→
炭化分解処理機
炭化分解処理機
加熱・撹拌
↓
生成された炭化物 生成された炭化物
↓ふるい作業
炭化カーボンと「かすみ」に分類1
炭化カーボンと「かすみ」に分類2
炭化カーボンと「かすみ」に分類
←
完成  [カーボン + かすみ(再利用)] 完成 [カーボン + かすみ(再利用)]
篩い分けられた「かすみ」は再度利用